株式会社キングジム
「テプラ」自社ECで販売の難しかった商品が延長保証を付帯して販売促進。メーカーの自社ECでの延長保証の役割とは?
事業の概要を教えてください。
キングジムは事務用のファイルから始まった会社です。そこからラベルライター「テプラ」やデジタルメモ「ポメラ」などの電子機器など幅広い商品を開発しています。最近では、文具以外の領域開拓にも積極的に取り組んでおり、キッチン家電や家具関連の領域にも、M&Aを通じて進出をしています。
木次谷さんのご経歴と担当業務を教えてください。
消費者に近いジャンルで商品企画と開発に携わりたいという思いから2009年にキングジムに入社しました。開発部で商品の企画や開発などを担当しており、代表的なところで言うと、手をかざして消毒液が出てくるアルコールディスペンサー「テッテ」の開発に携わりました。コロナ前から「テッテ」は発売していましたが、コロナ蔓延に伴い飲食店やオフィス、ご家庭など様々な場所で利用される商品になりました。開発部に約10年ほど所属した後、2年前にEC事業部へ異動しました。
EC事業部では、キングジムやグループ会社の商品のネットショップを運営をしています。WEB制作、広告運用、データ分析、SNS運用などのデジタル領域の仕事から、商品仕入れやWEB限定商品の開発、お客様にお届けする物流の構築、カスタマーサービスまで幅広く担当しています。
業務における苦労などありましたら教えてください。
これまでは開発部でものづくりをしていたので、最初はECの用語が分かりませんでしたね。ECを運営するにあたり、外部の協力会社様とのコミュニケーションにおいてもASPやコンバージョンなど何を言っているのか分からない状態からスタートしました。
またメーカーの自社EC独自の問題ではありますが、当社の主な取引先は、流通のお客様や販売店様なので、自社ECでエンドユーザーのお客様への販売については、販促など含めて社内で慎重に判断して進めており、そのバランスの取り方はなかなか難しいなと感じながら運営しています。
一方で、お客様に自社ECを通じて直接商品を販売することで、よりお客様との距離が近くなり、実際の声や動きが分かるようになったのは嬉しく感じます。施策や改善を行うことで売上の成果や反応がすぐに分かるのでやりがいも感じますね。今後の商品開発にも活かせるようにできればと、元開発の者としては感じています。
protegerの導入のきっかけを教えてください。
最初は、Kivaさんから電話をいただきました。ECに携わるようになってから様々な会社から売り込みが多かったんですが、延長保証サービスと言うのはKivaさんくらいしか無かったんですよね。
自社ECでできる付加価値として延長保証自体に興味があったのと、Shopify構築にあたり参考にしていたECサイトが、protegerを導入されていたのを見て導入を決めました。
延長保証に対して導入前の期待感や導入して良かったことはありましたか?
延長保証を付けたら確実に加入されるだろうとは思っていました。
値引きなどの価格施策が難しいので、メーカーから買う付加価値を付けたいと考えたときに、ユーザーのお客様にとっても当社にとっても良いと思っていて、実際に自社ECだと売れにくいと思っていた商品も延長保証を付けたことで売れたのは嬉しかったです。
今後、挑戦したいことはありますか?
リピーターになっていただけるお客様も増えてきましたので、会員限定のノベルティ商品、ポイント制度などはやっていきたいと思っています。また、ECはユーザーの声を実際に聞くことができるため、新商品のテストを行っていきたいと思っています。ECでテスト販売して反応が良ければ全社展開して流通に卸すなど商品開発の側面にも活かしていきたいです。
EC市場自体が大きく成長しており、ネットで購入するのがスタンダードになってきているので、自社のECショップの運営を通して会社を成長させていきたいと考えています。
導入サポート:R6B
- ベッド・マットレス通販専門店ネルコンシェルジュ ベッド、マットレスの購買を促進した延長保証施策とは
- PC・パーツ通販のアプライドネット 延長保証の加入率は62%、自動保証付帯機能により運用負荷はゼロに